もし、きちんとノミダニの予防をしている犬にノミダニを見つけたら、そのままほっといても大丈夫なんです。
先日、知人からこんなラインが届きました。
なんかうちの犬にちっちゃい虫がいっぱい付いてる!!ノミ!?
たぶんダニだと思うけど。取っちゃダメだよ。
あ。もう取っちゃった…
もし飼い犬にダニらしき虫を見つけたら、つい取りたくなるけど取らないで!
ネットには「ダニを見つけたらすぐに動物病院へ!」、「ダニはお酢で取れる!」と書かれていますが、ノミダニ予防薬を投薬している犬ならそのままで大丈夫です。
無理にブラシや素手で取ってしまうと、皮膚を傷つけたり、ダニを潰したりしてしまい、病原菌感染の原因になることも。
正しい対処法を知っておくと、いざというときに焦らなくて済みますよ。
ちなみに私にラインをくれた知人は、きちんと予防をしていたので、近所の方と立ち話をしてほっといている間に、虫はいなくなっていたそうです。
犬にダニを見つけたら?ほっとく!?おすすめの対処法
しっかりとノミダニ予防している犬の身体に、ノミやダニを見つけたら、そのまま取らずに待ちましょう。
服用するタイプのノミダニ予防薬は、ダニが付いても犬の血を吸うと、ダニが死んで落ちる仕組みです。
つまり、ノミダニが付かなくなる薬ではありません。
また、ダニは適切な取り方でないと、口の一部が皮膚に残ってしまい、皮膚炎や化膿の原因になります。
もし予防前だったとしても、手元に動物病院で処方されたノミダニ予防薬があるならすぐに投薬すれば大丈夫。
手元に予防薬がなければ動物病院を受診して処方してもらいしましょう。
お散歩コースがアスファルト歩道のみでも要注意
草の裏にダニの塊が潜んでいることがあり、そこに匂いを嗅ぐなどして突っ込むと、犬は体中が、ダニだらけになってしまいます。
ちなみに知人はアスファルトの歩道がお散歩コース。
野原などのように草が生い茂っている場所でなくても、歩道の端に生える草で、ダニの塊に遭遇してしまうリスクが!!
このように、塊に突っ込んでしまう犬たちは、毎年必ず数頭おり、5月頃から動物病院を受診しています。
そのため、ノミダニの予防は4月からがおすすめ。
遅くても5月中には始めてあげましょう。
犬についたダニの取り方はアルコールやお酢で♪
犬に付いたダニはコットンなどに染み込ませたお酢や、アルコールで覆うことでポロッときれいに取れます。
ダニ取り専用ピンセットも販売されておりますが、ノミダニ予防薬を使用した取り方の方が、確実に安全に取れるため、動物病院でも滅多に使いません。
慣れていない人がピンセットでダニを取ると、ダニの一部が犬の皮膚に残ってしまうリスクがあるためおすすめしません。
また、最近ではご自宅に、消毒用のアルコールを常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
アルコールは、犬がいた場所の床に散布して拭き取ることで、床に落ちたダニを死滅させ、さらに掃除することができます。
そのため、ダニの取り方ではお酢よりアルコールの方がとても便利ですが、もっとおすすめしたいのが、次に紹介するフロントラインスプレー!
フロントラインスプレーはダニに直接使える
ノミダニ予防薬のタイプは服用タイプとスポット(塗布)タイプがメインで使わていますが、フロントラインではスプレータイプが取り扱われています。
このフロントラインスプレータイプは、寄生したノミダニにダイレクトに吹きかけることができ、確実に死滅させ、皮膚にダニの一部が残ることもなくきれいに落ちます。
即効性にも優れたフロントラインスプレーは、ダニに対しての予防効果も1ヶ月あるため、毎月の予防としても使えます。
250mlと大容量で、猫にも子犬子猫にも使えるため、複数飼育されているおうちでもこれ1本ok♪
まとめ
- ノミダニ予防している犬にダニを見つけたら、そのまま放っておいても大丈夫
- 予防していない犬にダニを見つけたら動物病院を受診する
- ムリにダニを取ろうとすると、皮膚にダニの一部が残り炎症起こすことがあるため推奨されない
- アスファルトの歩道でも、ダニに感染するリスクはある
- ダニはお酢やアルコールでも取れるが、アルコールは使い勝手がよい
- フロントラインスプレーは、即効性や予防効果があるためさらに使い勝手がよく、1本あると便利
一度、犬に寄生したノミダニが家に入ってしまうと、駆虫薬を炊かなければならない事態になってしまいます。
パソコンなどの精密機械すべてをビニールで覆うなどかなりの手間がかかります。
日頃からしっかり愛犬のノミダニ予防を行い、体にノミダニを見つけたら適切に対処しましょう。
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