ネットで調べると、さまざまな特徴のドッグフードがいくつもおすすめされており、1つに決めるのはなかなか大変ですね。
ドッグフードは、原材料の最初に使われている肉の種類が表記されている総合栄養食がおすすめです。
良いドッグフードの選び方が分かれば、欲しいドッグフードが売り切れた時や、いつものお店に行けない時も、市販の中から選べて安心。
この記事は、きちんとドッグフードの内容を理解して、市販の中から選びたいあなたにおすすめの記事です。
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市販で選べる、栄養と価格のバランスがとれたおすすめのドッグフード紹介に移動します。
口コミだけで選ばない、愛犬のライフスタイルに合ったドッグフードを見つけましょう。
ドッグフードのおすすめは市販♪ライフステージと総合栄養食
主食には「総合栄養食」の中から、ライフステージを確認して、成長段階に合ったドッグフードを選びます。
高ければいいごはん、安ければ悪いごはんと、値段だけでドッグフードの良さを判断することはおすすめしません。
特にネットで紹介されている一部のドッグフードは、売れると紹介者に報酬が入るため、ドッグフードの品質よりも報酬の高さを優先して商品を紹介する傾向があります。
市販のドッグフードを自分で選べば、そういった影響を受けることがありません。
また、お手頃な市販のフードにも、おすすめできる良いドッグフードがいくつもあります。
市販から選ぶときにおすすめしたいチェックポイント、フードの種類やライフステージの特徴についても解説していきますね。
総合栄養食とは水と与えるだけで健康を維持できるフード
ペットフードは、与える目的により「総合栄養食」や「一般食」、「間食」などに分類されています。
主食には、総合栄養食の表記があるものを選びましょう。
総合栄養食とは、犬の健康維持に必要な栄養素がバランスよく配合されたフードです。
つまり、総合栄養食と水だけを与えていれば、必要な栄養素が十分に摂取できるドッグフードのこと。
一般食などを主食に与えていると、栄養バランスが崩れる恐れがあるため、ドッグフードの分類をよく確認しましょう。
AAFCOアフコとはペットフードの世界基準!
総合栄養食の袋に表記されているAAFCOとは、栄養基準を定めている米国のペットフード協会の名前。
世界多数の国々も参考にしている、とても信頼性の高いガイドラインを定めている協会で、原材料の表示方法なども厳しく定めています。
特に持病などがない健康な犬の主食には、総合栄養食の記載があるものを選びましょう。
食事療法食は持病のある犬用!健康な犬にはNG
ちなみに、持病がある犬用のフードには食事療法食という記載があります。
食事療法食は持病がある犬のために、特別に成分が調整されているドッグフード。
健康な犬が食べると、必要な栄養素が過不足になり健康を損ねてしまいます。
獣医師の指示がない限りは与えないようにしましょう。
一般食(副食)とはウェットフードなどのおかず
一般食とはいわゆるおかずのような分類です。
缶詰などに多いため、総合栄養食との違いに気付かず、主食として与えられていることの多い分類です。
一般食は主食ではありませんので、表記をよく確認して与えましょう。
次のようなものが、よく一般食に分類されています。
- パウチ
- 缶詰
- ふりかけなど
一般食は嗜好性が高いために、食欲がない時などの補助食としておすすめです。
ですが、おいしいからといって、それしか食べなくなってしまうと栄養バランスが崩れてしまうため、与えすぎには注意しましょう。
間食とはおやつのコト♪ご褒美にも大活躍
いわゆるおやつなどは、間食に分類されます。
しつけのご褒美などに活用しましょう。
総合栄養食に見える一般食同様、おやつに見える総合栄養食があります。
おやつで有名なあのちゅーるにも、総合栄養食タイプが販売されています。
おやつの代わりに総合栄養食のものを与えると、栄養バランスが崩れる心配がありません。
うちのワンコも大好物♪
次は、あなたの愛犬が今、どのライフステージにいるのか確認していきましょう。
1歳からはアダルトフードへ!ライフステージを合わせよう
ライフステージによりカロリーなどが異なっているため、合っていないドッグフードを与え続けると、太ったり痩せたりする原因になります。
離乳から1歳からまでが子犬用フード、1歳からは成犬用フード、7歳以降は老犬用フードにライフステージを合わせましょう。
大型犬は、1歳を過ぎても身体の大きさが成長するため、1歳半から成犬用フードに切り替えます。
ただし、1歳前に避妊・去勢手術を行った場合は、消費カロリーが変わるため、手術後にアダルトフードに切り替えましょう。
それぞれ、ライフステージの違いで次のような特徴があります。
子犬用を成犬や老犬に与えると、カロリー摂取量が多く、肥満の原因になります。
避妊去勢後は代謝が落ちて太りやすくなるため、1歳未満であっても成犬用フードに切り替えましょう。
シニア期は活動量が減るため、次のような特徴があります。
愛犬のライフステージにしっかりと合っているものを選びましょう。
ドッグフードのおすすめは原材料のメインが肉のドライフード
総合栄養食の中から、愛犬のライフステージに合うものを見つけたら、次は原材料のチェックがおすすめです。
原材料の最初に肉類が表記され、さらに使われている肉の種類まで記載されているドッグフードを選びましょう。
AAFCOには、栄養バランスやパッケージ表記の基準はありますが、原材料の基準まではありません。
そのため、AAFCOの基準をクリアしたものは全て良質なドッグフードであるとは言い切れず、原材料の安全性を確認する必要があります。
品質の良いドッグフードを見分ける、おすすめのチェックポイントは次の5つ。
- 原材料の記載順
- 肉の種類
- 添加物
- 形状
- 1袋の量
詳しいチェック方法の最後に、おすすめのドッグフードを紹介します。
肉類が最初に表記されているドッグフードがおすすめ!!
原材料は、使用した原材料の重量が多い順に記載されています。
犬は肉食ではなく雑食ですが、肉類の割合が多い食性ですから、原材料の最初は穀物ではなく肉類が表記されているものが好ましいでしょう。
安価なドッグフードには、安価に入手できる輸入の穀物を使用して、かさ増ししている可能性があります。
犬は穀物の消化が得意ではないため、穀物が主原料になっているドッグフードはおすすめできません。
また、消化に悪いフードは吸収しにくく、便が増える原因になるため、穀物の多いドッグフードは避けましょう。
消化に良いドッグフードは、便の量が少なくなります。
肉の種類まできちんと記載されているものを♪
「肉類」と記載されているものと、「チキン」や「ラム」などのように、肉の種類まで記載されているものがあります。
ぜひ、きちんと肉の種類まで記載されたものを選んで下さい。
原材料に「肉類」と表記されているドッグフードの中には、鶏やうさぎの内蔵など、人間が食べる部分を取り除いた残りの部分を使用している可能性があります。
「肉類」の表記だけでは、どんな肉が使われているのか、不透明で分かりません。
肉類の他に、必要のない添加物が使われていないかどうかにも注意していきましょう。
添加物の着色料は飼い主のため!!必要のない添加物
着色料や発色剤は、色味を良くして美味しそうに見せる目的で使われている添加物です。
ですが犬は、色味ではなく嗅覚でドッグフードが美味しそうかどうかを判断しているため、着色料などは必要ありません。
飼い主に美味しそうに見せるためだけに、着色料や発色剤は使われています。
色分けされて、いろいろな味が入っているように見えるドッグフードは、着色料などがよく使われる傾向にあります。
フードの色が複数のものは、赤色◯号などの表記がないかチェックしましょう。
着色料の他にも香料や保存料など様々な添加物が使われていることがあり、使わなくても済むはずの添加物があります。
特に注意したいのが半生タイプ。
半生タイプのドッグフードは添加物が多い!!
半生タイプやセミモイストと呼ばれる、ドライタイプより水分量の多い柔らかいドッグフードがあります。
柔らかいため、犬は好んで食べる傾向にありますが、老犬や歯が弱いなどそれしか食べられないという理由がなければ、与えるのは控えましょう。
本来、食べ物は水分が多ければ多いほど腐りやすくなるもの。
常温で半生のフードを保存出来るということは、それなりの防腐剤や酸化防止剤などの添加物が使われています。
食べられるのであれば、保存もしやすいドライタイプが良いでしょう。
小型犬なら1kg程度の袋♪犬が1ヶ月で食べ切れる大きさを
ドッグフードはたいてい、袋が大きくなればなるほど割安になります。
ですが、フードの大きさは、愛犬が1ヶ月以内で食べ切れる量にしましょう。
チワワが8kgの大袋を買っていった…
ドッグフードは、1度開封すると酸化が進み、1ヶ月程で風味が落ちてきます。
1年分の大袋を買ってしまった…
袋の最後の方になると食いつきが悪くなるのは、飽きたからではなく、劣化しておいしくなくなってきたからです。
また、ドッグフード保管場所は、高温多湿の場所を避けましょう。
夏場に廊下や玄関に置きっぱなしにしていると傷みやすくなります。
ドッグフードのおすすめで安い♪コスパ重視のメーカー
私のおすすめする、コスパ最強ドッグフード3メーカーは、もちろん安いだけではありません。
安全なドッグフードを見つけるためにおすすめのチェックポイントを、きちんとクリアしたドッグフードです。
正直、大袋ではない限りは、1kgあたり千円を切るような安いドッグフードはなかなか見当たりません。
ですが、1kgで何千円もするような高級ドッグフードではなくても、安心して与えられるおすすめできるドッグフードがあります。
ほんの一例ですが、市販の中から比較的安いドッグフードを紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
プロプランは高品質で安心
プロプランは、チキンやサーモンが原材料の1番最初に表記されていて、合成着色料や香料が不使用。
すべての原材料に目的を持って使用しており、それぞれの食材の役割をホームページで公表しています。
肉類は人向けの食肉加工工程から原料として使用。
原材料の品質が良く、プロプランを与えてから毛艶が良くなったという口コミが多い人気のドッグフードです。
しかしながら、プロプランに変えてから痒みが出たりお腹が緩くなったりした、という声も。
これは、食材が体質に合わなかったために起きたことであり、どのドッグフードにもありえることです。
ちなみにヒルズには、好みや体質に合わなかった時に、購入代金を返金してくれる保証制度がありますよ。
ヒルズのサイエンスダイエットなら安心の返金保証
療法食も研究している有名ペットフードメーカー、ヒルズのサイエンスダイエット。
こちらの商品には、満足保証というサービスがあり、もしも製品に満足できなかったときは、購入時のレシートをとっておけば購入代金が返金されます。
パッケージに記載されていますよ。
購入後30日以内にWebから申し込む必要がありますが、ヒルズのドッグフードが試しやすくなりますね。
ドッグフードは、シニア用になると肉類が最初に表記されているものがグッと減ってしまいます。
ですが、この商品ならチキンが最初に記載されていて、さらに手頃価格の貴重なドッグフード。
ヒルズは、全ての製品が原材料に1番多く肉類が含まれているわけではありませんから、同じヒルズの商品であっても、忘れずに原材料欄を確認しましょう。
ヒルズのサイエンスダイエットはシニア用が7歳、10歳、13歳用と細かく分かれていて選びやすくなっています。
サイエンスダイエットプロは種類も豊富に免疫力もサポート
サイエンスダイエットの「プロ」あるなしの違いは、プロの方が免疫力のサポートに優れているそう。
さらに関節や皮膚のケアに特化したフードなど種類も豊富に!
種類が豊富になった分、ホームセンターなどの店舗で欲しいフードが取り扱われていないこともあるのがデメリットです。
サイエンスダイエットとの価格差は、同額のものから数百円、ケアの内容によっては千円ちょっと値段の開きがあるものも。
こちらのサイエンスダイエットプロは、サイエンスダイエットと同額で、しかも関節にも配慮された7歳以上向けのドッグフードです。
お手頃価格で子犬におすすめするならファーストチョイス。
ファーストチョイスなら子犬用!大型犬必見のお手頃価格♪
サイエンスダイエットシリーズと同様に、ファーストチョイスも種類によっては穀物が原材料に1番多く含まれているものもあります。
ですが、子犬用なら原材料のトップはお肉!
消化に良いチキンが選ばれています。
コスパ最高の良いファーストチョイスは、大袋になるとさらに割安でお買い得!
中粒タイプもあるから、消費量の多い大型犬にもおすすめです。
原材料には、チキンの他にもトマトや亜麻仁といった、健康志向の高い厳選された食材が使われているのも嬉しいポイントですね。
まとめ
- 原材料の最初に使用された肉の種類が記載された総合栄養食を選ぶと良い
- 市販のドッグフードには、間食や一般食などの種類もあり、これらを主食にすると栄養バランスを損ねる
- おやつに総合栄養食を選ぶと、栄養バランスが崩れる心配がないためおすすめ
- パピーやアダルト、シニアなどのライフステージを愛犬に合わせて選ぶ
- 着色料や保存料などの添加物が少ないドライフードがおすすめ
- ドッグフードは犬が1ヶ月以内に完食できる大きさの袋を購入すると良い
- 高温多湿を避けての保管がおすすめ
もちろん、紹介したドッグフードの他にも、市販でコスパの良いドッグフードはたくさんあります。
ぜひ、お店に直接足を運び、ここで解説したチェックポイントを活用して、市販の中から愛犬にピッタリのドッグフードを探してみて下さい。
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