動物病院のかかりつけが休診日の時の準備はコレ!入院中も安心♪

動物病院

ゴールデンウィークや年末年始、臨時の休診日などかかりつけの動物病院がお休みの時に、ペットが体調を崩し、いつもと違う病院に行くこともありますね。

そんな時に、受診する動物病院に持参すべき物や、日頃から確認しておくべきことがあります。

最近の検査結果や、服用中の薬の内容を正しく把握することで、費用や時間を抑えることにも繋がります。

また、今後の治療はかかりつけの動物病院で行いたいのかどうかで検査や治療内容が変わるため、方針を決めておくとスムーズに診療が行なえます。

この記事では、かかりつけの動物病院が休診日などの理由で他院を受診する時の、ベストな対応を紹介しています。

また、休診日の入院は可能なのか、電話対応はしてもらえるのかや留守電メッセージを残す時のポイントについても、解説しています。

この記事書いた人

動物看護師のもちです。
小さい頃から犬のいる暮らし♪
5頭目になる現在は
トイプードルを飼育中です♪

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動物病院でかかりつけが休診日でも的確に診療をしてもらうために

休診日などの理由でかかりつけでない動物病院を受診する際は、過去の病気の情報や、服用している薬があればその内容を把握しておくことで診療がスムーズに進みます。

かかりつけが休診日でなくても、外出先で体調が崩れ、いつもと違う動物病院を受診することもありますから、いつでも対応できるように準備しましょう。

他院を受診する際に「このお薬を飲んでいました!」と内容の書かれていない粉薬をそのまま持参される方が多くいらっしゃいます。

ですが、白い粉のお薬は種類が山程ありますし、シートから出した錠剤は、見ただけでは医療関係者も何のお薬か判断できません。

最低限、準備しておくとスムーズな、他院を受診する際に必要な重要なポイントは次の4つ。

  • かかりつけの動物病院の診療明細書
  • 持病の正式名称
  • 服用中の薬の内容
  • 数ヶ月以内の検査結果

休診日などの理由で、かかりつけではない動物病院を受診する際には、正確な情報で準備しておくことで、時間もお金も抑えることに繋がります!

今一度、ペットの書類を整理しつつ、確認しましょう。

かかりつけの病院の明細書には大切な情報がたくさん

会計の際に発行される診療明細書には、注射薬の内容や処方された飲み薬の種類と数が記載されている物が多く、行った検査の内容も分かりますので、持参頂くだけでたくさんの情報を得られます。

獣医師は明細書の内容から、かかりつけ医の診療方針を読み解くこともあります。

ですが、人間の病院と違い、記載内容の決まりがなく、統一されていないため、中にはざっくりとしか記載されていない診療明細書を発行する動物病院もあります。

どんな目的でどんな方針の治療を行っているのか、可能であれば薬の内容まで確認しましょう。

薬の量は、ほとんどの薬が体重で決まっていますので、そこまで確認しなくて大丈夫。

ちなみにですが、ワクチンの証明書や血統書はさほど重要ではありません。

証明書を持参しなくても、何種の混合ワクチンを1年以内に接種しているか、年に1度狂犬病のワクチンを打っているかを把握していれば問題ありません。

持病の正式名称はメモをとるなど正確に把握しよう

混同しがちな病名はたくさんあり、膝蓋骨亜脱臼を股関節が外れやすいと言われた。と誤解して覚えている飼い主も多く見受けられます。

メモをとるなどして疾患正式名称正確に把握しましょう。右左がある場合はそこも忘れずに。

診療中に聞き逃したり、分からなくなったりしても、受付で確認することができます。

例えば、甲状腺の病気と一言で言っても、甲状腺機能低下症と甲状腺機能亢進症のように病気はひとつではありませんので正しく把握する必要があります。

使用するお薬も全く違いますから、間違えるととんでもないことに。

飼い主が分からなくなってしまっても、処方されているお薬を正しく把握することで、判断できることがあります。

それだけ、お薬の内容を把握することも重要です。

服用中の薬の内容もできれば正式名称を把握がベスト

獣医師は飼い主さんが分かりやすいように、処方内容の説明を、薬の正式名称ではなく「かゆみ止め」など、効果で説明されることが多くあります。

飲み合わせに深く関わる部分ですので、診療明細書にも薬の袋にも、薬の正式名称の記載がない場合は、確認をしてメモをとりましょう。

薬の名前が分からないと、飲み合わせの問題で処方できるお薬の種類が限られて、ベストなお薬が処方できない可能性がでてきてしまいます。

一言でかゆみ止めと言ってもステロイドや抗アレルギー剤、免疫抑制のお薬などさまざまな選択肢があるためです。

また、病気の進行に合わせて微調整するお薬は、種類と1日に服用する何回、1回量が何mgなのかまで情報が必要です。

人間のように処方箋やお薬手帳がないため、細かいですが、飼い主が把握しましょう。

数ヶ月以内の検査結果を持参するとメリットが♪

最近検査した血液検査や尿検査、アレルギー検査などの結果をお持ちでしたら、持参することで余計な検査代や時間を省けます。

超音波やレントゲンの検査結果は、飼い主が持ち帰ることが難しいため持参はできませんので、口頭で聞いた内容を忘れないようにしましょう。

検査結果がない場合は、1から検査して現状をチェックすることになり、検査だけで軽く一万円を超えることも。

また、検査結果を持参しても、前回の検査から期間が空いていると、再度検査が必要になります。

動物病院は休診日に電話が繋がらない可能性大!!

かかりつけの動物病院が休診日の場合は、電話をかけても出ない可能性が高いと思ってください。

休診日は獣医師が不在であることが多く、電話に出たとしても対応ができません。

良心的な動物病院であれば、休診日もスタッフが常駐していて、適切なアドバイスをしてくれるかも知れませんが、できる対応は限られます。

かかりつけの動物病院が休診日で対応ができない場合は、当日診察している動物病院を探しましょう。

もし、他院を受診せず、かかりつけの動物病院に留守番メッセージを残す場合には以下の点に注意して下さい。 

  • 飼い主と動物の名前を伝える
  • 動物の状態を伝える
  • つながる連絡先を伝える

せっかく留守番メッセージを残しても折り返しの連絡ができなくなってしまいます。

飼い主の名前と動物の名前を必ず伝えよう

はっきりと飼い主の名字と動物の名前を伝えましょう

同姓同名もいるため、動物の種類だったり、住所や連絡先も伝えるとベスト。

充分に情報が伝わると、事前に病院側がカルテを確認してから折り返しの連絡ができるため、スムーズにお話が進められます。

意外と名前を伝え忘れている飼い主が多く、要件だけ留守電メッセージが残っていて、こちらからコンタクトがとれないことがあります。

連絡したのに折り返しがない!と困る前に、伝える内容をメモしてから電話をかけるなど、準備をしましょう。

動物がどのように調子が悪いのか伝えよう

事前に状態が分かることで、到着までの間に検査や処置の準備ができます。

いつから下痢をしているのか、何をどれくらい前に誤食したのか、発作の回数など、なにがどのように不調なのかをしっかり伝えましょう。

診察の準備が事前にできることで、スムーズに、ペットの不調の原因を取り除くことに繋がります。

できるだけ、状況を把握している人が説明しましょう。

繋がりやすい電話番号を伝えて待機しよう

お名前を留守電メッセージに残したら、1番繋がりやすい連絡先も伝えましょう。

名前を伝えたらここで満足してしまい、電話番号を伝えない方がほとんど。

カルテには自宅の番号の他に、携帯電話、緊急連絡先など複数の電話番号をお伺いしています。

片っ端から電話をかけるよりも、電話口の方が出る番号を伝えて頂いた方がスムーズですし、飼い主も、気を配る電話が1つの方が楽ですよね。

動物病院は休診日も入院可能!面会も可能♪

ペットの入院が動物病院の休診日にかかってしまっても、大抵の動物病院は継続で入院が可能です。

休診日であっても、スタッフが出社し対応しています。

ですが、ごく稀に、獣医師の都合により不在になってしまう臨時休診は、他の動物病院に紹介状が出され転院を余儀なくされることもあります。

その場合は、臨時休診開けに、かかりつけの動物病院へ再度転院すべきか確認しましょう。

また、休診日の面会ですが、○時なら面会可能と時間を指定して許可がもらえる場合がありますので、休診日に面会を考えている場合は忘れずに確認しましょう。

ただでさえ、様子が確認しにくい休診日の入院ですから、ペットと面会できたら嬉しいですね。

まとめ

  • 持病や処方されているお薬の正式名称を把握することで、かかりつけでない動物病院を受診してもスムーズに治療が行える
  • 最近の検査結果を持参することで時間や治療費を抑えることができる
  • 詳しく記載のある明細書を発行している動物病院であれば、持参するだけで重要な情報源となる
  • かかりつけの動物病院が、明細書に詳しく記載のない病院であれば、薬の名称などを確認して把握するとよい
  • 休診日は電話対応してもらえないところがほとんどで、電話に出てもできる対応が限られている
  • かかりつけが休診日の時に、留守電メッセージを残すのであれば、状況が分かる人が内容を話し、カルテを探せるよう名前と連絡先を伝える
  • ほとんどの動物病院で、休診日も入院の対応はしている
  • 休診日の入院中の面会は、時間指定で、許可している病院もある

かかりつけの病院がある場合に、他の動物病院を受診することは、全く気を遣うことではありません。

ですが、治療完了まで今回受診した病院を通院したいのか、かかりつけの動物病院が再開したら、そちらに戻って通院したいのかの方針は決めましょう。

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